馬喰町の焼肉店はここ数年で飛躍的に変化をとげている

馬喰町の焼肉店はここ数年で飛躍的に変化をとげている

馬喰町の焼肉店はここ数年で飛躍的に変化をとげている 馬喰町の焼肉店に限った話ではありませんが、ここ数年で飲食店の中でも焼肉店は大きく様変わりしたといわれます。過去の焼肉店は、夕食をメインとする営業を行っており、テーブル席が並び、明るい照明の下で賑やかに食事をしていました。自宅でホットプレートを使って肉を焼けますが、後片付けが大変ですし、テーブルや床に油が飛び散り、室内ににおいがこもってしまうため、自宅ではやりたくない方が増えてきました。そのほかにも自宅派が減った理由はあります。自宅でする場合、主にスーパーや精肉店で食材を調達してきますが、思いのほか値段も高い上に限られた肉の種類となることが理由のようです。お店で食べる場合は、スーパーや精肉店ではみなかった種類の肉があり、なかには注文してからさばいてくれる店もあり、各段にレベルの違う肉を食べられます。もちろん、費用面ではそれなりに必要ですが、それを踏まえてもお店で食べる意味はあると判断しているからでしょう。

店によっては、ごくたまに「希少部位」と呼ばれる食肉が手に入ります。多くの店では曜日の指定はしておらず、運が良ければ食べられるのでそういう面でも店に通うことの楽しみがあるといえるでしょう。多くは、ホルモンに分類される部位が多いようですが、独特な食感と味わいが楽しめるものが多いようです。全体的にホルモンブームとなっているため、ホルモンを食べにいくという方も増えています。特に女性からの受けがいいのは、ホルモンという部位がカロリー控え目な種類が多いことや、美容面でも効果があるからだと思われます。ホルモン焼きにこだわった店が次々に開店しているのも、その影響でしょう。特に馬喰町の焼肉店の前身となったのが、食肉業者であった場合は希少部位の入荷ルートが確立しているため、珍しいホルモンが店に並びやすいといえます。さらに、食肉を知り尽くしていることから、仕入れルートやおいしく食べられるさばき方なども知り尽くしているので、このような店はねらい目です。



これまで、馬喰町の焼肉店に雰囲気は重要視されていない傾向がありましたが、近年ではおしゃれな店が増えています。女子会やデートで利用できるようなお店です。インテリアのしつらえも上品ですし、店構えもモダンかつスタイリッシュ。一級建築士がデザインしたかのような店構えは、中に入るまで焼肉店とは想像できません。高級な和食店やバーといった印象を受けます。おいしいものを提供していればそれでよし!という時代は気が付いたら過ぎ去っていたように思います。馬喰町はこれから先も飲食店が改革のときに差し掛かっていることは確かであり、焼肉店が目立つのは飲食店の中で店舗数が多いことや、店そのものがある程度の規模があるため、どうしても目に付くからだと思われます。この他の飲食店も確実にお客様のニーズに応えて、変革している最中でしょう。



この他にも、馬喰町の焼肉店は食事のために立ち寄るのではなく、夜遅くでもバーとして利用できるため、仕事が遅くなっても立ち寄りやすくなっています。かつてのお店であれば、夕方から開店しても閉店は遅い食事が終わる夜10時頃でしたが、最近のお店は遅くまでお店を開けています。飲みを目的としたお客様に対応するためでもありますし、食事を終えてからバーに移動することなく、同じ店で飲みを楽しむことができるからでしょう。閉店時間は終電の時間にも配慮した時間となっているため、電車を見逃すこともありません。もちろん、多くの店は駅まで徒歩10分圏内に立地しているため、アクセスのしやすさという点からいっても申し分ないといえるでしょう。いくら馬喰町の焼肉店が、おいしい店でおしゃれな店であったとしても、アクセスがしにくいというだけで立ち寄るのは難しくなってしまうからです。

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